旅する乙女のいろいろ日記

ふらりふらりと綴ります。

お好み焼きは広島派?広島は横川でお好み食べて考える

関西生まれの関西育ちではあるのだけれど、母が広島出身であることもあって、お好み焼きは広島派出身の私。
なので、元々お好み焼きといえば、広島焼きが主流。

外国人にお好み焼きを説明するとき、ザックリ言えばJapanese Pizaと伝えてしまうのは、生地に具材を乗せて焼く広島焼きをイメージしてしまうからなんだろうなーと思う。
大阪焼き出身者なら、きっとJapanese pancakeって説明した方がしっくりとくる。

今回は親戚の法事的な用事で、広島は横川でお好み焼き屋さんに行きました。

美味しいお店に行きたーいと思って、横川で食べログ1位のお店、「得」さんに。

横川駅からだと徒歩5分くらい。
車だとすぐ近くにコインパーキングがあります。

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商店街を入るとすぐ右手に、「得」の暖簾が見えます。


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時刻はすでに14時頃にも関わらず、店内はほぼ満席。
鉄板で食べたかったので、少し待ちました。

広島のお好み焼きは焼いているところを見るのも楽しい。
もりもりのキャベツ、乗せていく具材、ひっくり返す技術、飛び散るキャベツ、そして手早く生地の中に収納。

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キャベツはふんわり蒸し焼き派のお店もあるけれど、こちらではギュウギュウ押し焼きのよう。
押して押してペタンコに。
そして茹でたおそばを下に引き、卵を割って潰して、そばと土台をその上に置いて焼きます。
ひっくり返してソースを塗って青海苔かけたら出来上がり!
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豚肉、そばにイカとエビを加えたスペシャルお好み焼き。
ボリュームは満点!

広島でカウンターの鉄板前に座ると、お箸とお皿は出てこない。
もちろん頼んだら出てくるのだけど、ここは私もOnlyコテにチャレンジ。

両隣りは広島育ちの母と叔母。
コテを上手に使ってお好み焼きをキレイに食べていく。
それに対して私、手前にボロボロこぼしながら食べていく。
何度諦めてお皿とお箸をもらおうと思ったことか。

コテは皿であり、箸である。

適量を切って、コテに乗せ、適温にしてから口に運ぶのだけれど、その調整はなかなか難しい。

まず小さく切るのも少々ミルフィーユ的な困難さがあるし、コテに乗せたら猫舌なのにすぐに食べたくなる。適度な量、適切な乗せ方をしないとお好み焼きの具材の一体感が味わえなかったりする。

美味しい、美味しくないよりも、どうすれば上手に食べられるのかに没頭してしまう。

こんなことなら、大阪焼きの方がよいのでは?と自称広島派なのに、弱気になったり。

難なく食べていた母と叔母は、

美味しかったね〜、やっぱりお好み焼きは鉄板で食べないとね〜

と大満足していたので、ここのお好み焼き、美味しかったのだと思います。

私としては、コテ使いか少し成長したので、ちょっとした達成感で満足してお店を出ました。

お好み焼きは広島派、と豪語するのは、もう少しコテをマスターしてからだな、と思ったタビ乙女なのでした。